導入の際に受けられるIT導入補助金について

IT導入補助金は、中小企業などがITを導入した場合に、その経費の一部を補助する制度です。介護関係の事業所も補助の対象です。介護DXで、介護報酬請求ソフトや給与計算ソフト、勤怠管理システム等を導入した際に適用されます。導入時に必要なタブレットやパソコン、タブレット等も補助の対象になります。

IT導入補助金は、「A類型」「B類型」の他に「デジタル化基盤導入類型」があります。「A類型」の補助額は、30万円以上、150万円未満です。補助の対象になるのは、ソフトウェアの購入費や最大1年分のクラウド利用料、そして導入関連費用です。「B類型」は150万円以上450万円以下で、ソフトウェアの購入費や最大1年分のクラウド利用料、導入関連費用に関して適用されます。

「デジタル化基盤導入類型」では、ソフトウェア購入費や最大2年分のクラウド利用料、導入関連費用に適用され、補助額は5万円以上50万円以下あるいは50万円超から350万円以下です。パソコンやタブレット、プリンター等は上限が10万円、レジや発券機等は上限が20万円です。

補助金申請をする場合には、初めにIT導入支援事業者に相談をし、どのツールを導入するかを決めて見積もりを出してもらいます。その後、申請に必要なアカウントを取得し、申請マイページを作り交付申請をします。交付決定通知を受け取ったらITツールの契約をし、支払いをします。次に、事業実績報告を作成、提出すると補助金の入金があります。それから、導入後のアフターフォローを受けて実施効果報告を提出します。